サラリーマンもできる畝(うね)づくり

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こんにちは、Mitsuoです。

『畝』

最初は読み方は分かりませんでしたが『うね』と読みます。

きれいな畑をみると野菜が育てられているところは土が一直線に盛り上がっています。

この土が盛り上がった部分を畝(うね)といいます。

私も最初は何のために作るのかも分からなかった畝ですが、畑の大きさに関係なくとても大切な役割をもっていました。

ここでは私の経験も交えながら、実は大切な『畝』についてご紹介します。

畝(うね)は何のために作る?

畝は土が盛り上がっているところと言いましたが、これにはどんな効果があるでしょうか?

通路と野菜を育てるところを区別できる

仮にまっ平らな土に種を撒いたとしましょう。

次の日に畑に行ったときにどこに種が埋まっているか分からないことがイメージできると思います。

うっかり種を踏んで深くまで埋めてしまうと発育に大きな影響がでます。

畝があれば、種はそこに植えられていることが分かります。

また、野菜を育てられるスペースもはっきりするので、種や苗を準備する量も計算することが出来るようになります。

畑が大きくなるほど、畝を作ることにより通路と野菜を育てるスペースが区別できることに大きな意味が出てきます。

水はけ、通気性がよくなり、よい根が育つ

こちらが小さな畑でも畝をつくったほうがよい理由です。

土が周りよりも一段高くなっているために水は畝から通路側、高さの低いほうに抜けやすくなります。

また、風が抜ける面積も大きくなるので通気性もよくなります。

これは植物の根にとってとても良いことで丈夫な根が育つようになります。

根がしっかりとすることは発育の良さにつながるので、畝は畑の大きさに関係なく大きなメリットがあるのです。

どんな畝(うね)を作る?

ある程度の広さがある畑では様々な大きさの畝を作ることが出来るわけですが、どのような畝をつくるのがよいでしょうか。

土質で畝を変える?

先ほど書いたように畝の目的のひとつは水はけ・通気性です。

畝の高さを高くすれば水が抜け、風にあたる面積が増えますので、水はけや通気性は向上します。

これは逆に言うと砂質でもともと水はけのよい土には高さのある畝は必要ないとも言えることになります。

目安として砂質の畝は平畝(高さ10cm未満)とします。

また、粘土質の場合や、根菜類など乾燥を好む野菜を栽培する場合は高畝(高さ10cm以上)を作ると良いとされています。

野菜ごとで違う畝を作る?

では、作る野菜によって畝の大きさを変える必要はあるのでしょうか。

例えば私が参考にしている本では人参に合っている畝は高さ10cm、幅30cmと書かれています。

ジャガイモは高さ5~10cm、幅70~80cm、長ネギは高さ10cm、幅60cm。

かなり細かく分けられています。

しかし、私の畑ではここまで細かく分けていませんが、野菜は育ってきています。

気にしているのは「平畝にするか、高畝にするか」と、「畑の大きさと育てたい野菜の量にあった畝を作る」ということです。

そもそも初心者であれば畝の高さや幅を5cm単位で正確につくることは難しいです。

あまり細かいことは気にせず極端な幅や高さにしないようにすれば十分に野菜つくりを楽しむことができます。

万能な畝ってどんなの?

それでもどんな大きさにするか迷ってしまう方もいると思います。

どんな作物にも対応した万能な畝のサイズはないのでしょうか?

万能、とまではいかないかもしれませんが、私がいくつか本を読んだ結果として作成した畝のサイズをご紹介します。

幅 80cm、高さ10cm、隣の畝との幅30cm

幅はもう少し広くてもよいかもしれません。

1つの畝に2列に根を撒く作物をかんがえる場合は幅は90cmくらいあってもよいと思います。

私は大葉をこのサイズの畝にしています。

今の私の畑は砂質に近いので高さは10cmです。

作物がある程度おおきくなっても通路が確保できるように隣の畝とは少なくとも30cmは離しておいたほうがよいです。

畝(うね)はどうやって作る?

それではここからは畝の作り方についてです。

サイズを決めて区切る?

自分の作りたい畝のサイズは決めたとしても、当然まっさらな畑に目印はありません。

また、慣れている方ならまっすぐな畝を作ることが出来ると思いますが、初めての場合は難しいものです。

そのため、初めて作るときは畑を区切るための線を引くことをお勧めします。

線の引き方は様々ですが、私は100均でよさそうなものをそろえました。

ビニールひもよりも丈夫なたこ糸を使いました
たこ糸を結んで地面に打つための杭です

後で処分がしやすいように手ごろなもので線を引くと良いと思います。

土を高くする?低くする?

畝はここまで土が盛り上がっている部分、と表現してきました。

しかし、畝を作る工程では盛り上げる、という意識とは少し違うかもしれません。

感覚としては「通路部分を掘り下げる」イメージです。

周囲より高ければ畝のメリットが十分に出ます。

畝の幅90cmの土を盛り上げるよりも、通路の幅30cmを掘り下げたほうが作業としても楽になります。

なので、通路の土を低くすることにより畝を作っていきます。

必要な道具ってなに?

畝を作るには下のような平鍬で作業することをイメージするかもしれません。

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平鍬は万能だと思いますし、これでも畝は作ることが出来ます。

しかし、さきほど書いたように畝は土を掘る作業になります。

そうであればスコップの方が楽です。

通路を畝の高さ分だけ掘り下げていきます。

掘った土を畝の方に避ける場合は最後の仕上げに畝の上の部分をならします。

これにはレーキで最適ですが、平鍬でも十分できますのでお持ちの農具を使って実施してみてください。

まとめ

畝づくりについてまとめました。

なかなか作る機会のない畝ですが、出来上がればとても畑の雰囲気がでます。

また、見た目だけではなく、機能面でもとても理にかなっていて優れています。

一度作ってみると次からは手慣れてスムーズに作ることが出来ると思いますので、まずは一度作ってみてください。

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